
電気刺激によって細胞膜が活動電位を起こし筋が収縮するメカニズムがあります。

低周波治療器は使用目的によってプログラムが組まれていることが多く、目的とするプログラムを選択することで電気刺激条件が最適化されているからです。
今回は低周波電流を人体に通電した場合、電気刺激によって神経や筋が反応するのはなぜかを考えてみたいと思います。
低周波電流の特徴
低周波電流にはいろいろな種類の電流が含まれるが共通の性質を持っています。
その一つか波形
波形
正弦波や矩形波、刺激波形は単相性と二相性の波形がある。
皮膚に炎症を起こしにくく感覚が快適なのは二相波形。
電気刺激の3要素
人体に低周波電流を通電したときに神経や筋が反応するために必要な要素3つ。
- 電流の強さ
- 刺激の立ち上がり変化
- 刺激時間
電流の強さ
刺激の立ち上がり変化
刺激時間
強さー時間曲線
電気刺激によって筋収縮が生じるのは運動神経を刺激しているから。
不快感や痛みを感じるのが感覚神経を刺激しているから。
まとめ
目に見えない電気について考えると電気とは何なのか解らなくなってきます。
電気は磁石とコイルで電気の流れを作って電流となるようです。
電流は電子の流れる方向が一定になることであり、電気は電子と考えることができます。
低周波機器は電流を人体に通電するときに治療効果が得られるように刺激条件を調整している。
何らかの生理学的作用を及ぼすよう波形や周波数、パルス幅など刺激条件を最適化するよう開発されていると考えます。
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