日本人の25%から30%が花粉症に悩まされているそうです。
4人に1人ですね。私の周りでも実感できる数字です。
かくいう私も花粉症でして重症な方だと思います。
通年で内服・点眼・点鼻薬を必要としており薬を忘れると痒みを実感してきます。
特にこの秋、9月が私のつらい時期です。
薬で抑えきれない。くしゃみ・鼻水・目の痒み、そして喉まで痒くなってきます。
今回は、この秋に私を悩ます花粉とは?
原因植物を確認してみました。
花粉症(私は秋がつらい)
アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎などの病気でくしゃみ・目の痒みなどで悩まされる症状が花粉の時期だけ現れると花粉症と呼ばれるようです。
季節によって花粉症となる原因植物が異なります。
原因植物の花粉が散布される時期によって春や秋に症状が出るんですね。
私の場合は血液検査でイネ科のアレルギー反応が高い結果となっていました。
アレルギー反応
ウイルスや細菌などから自分を守るための機能が免疫反応です。
ウイルスや細菌など自分にとって異物であるものを排除しようと免疫反応が働いてくれます。
免疫反応が自分にとっても害になってしまう場合の作用がアレルギー反応ととらえています。
ある特定の花粉に対して異物と判断し排除するような免疫反応を起こすことで、くしゃみ・目の痒みなど症状として現れる一連のアレルギー反応が花粉症
花粉症の発症機序(準備)
花粉が体内に入ってもすぐ花粉症が発症するわけではないし、アレルギーの素因をもっていない人は花粉症にはならないそうです。
アレルギー素因のある人は花粉(抗原)に対して抗体(IgE抗体)をつくるので特定の花粉が体に入ってくると異物除去しようとアレルギー反応を起こすようです。
花粉症の発症機序については厚労省のパンフレットがわかりやすかったです。
- 花粉が粘膜に入ると樹状細胞(マクロファージ)が花粉を取り込む
- リンパ節でT細胞に花粉の情報を伝える(抗原提示)
- B細胞がIgE抗体を産生
- 血中より粘膜に向かっていきIgE抗体が肥満細胞と結合(感作)
- アレルギー体質に
花粉症の発症機序(発症)
感作が起こってアレルギー体質となると次に特定の花粉(抗原)に対してIgE抗体が付着した肥満細胞が排除しようと待ち構えています。
肥満細胞は花粉に対してくしゃみや涙など分泌液を出して排除しようとします。
肥満細胞は好酸球を活性化させ血管拡張させるので鼻づまりの症状も出てきます。
花粉症のアレルギー反応によって血液検査で特徴が現れるようです。
血液検査
IgEの数が上昇
好酸球の数が上昇
花粉症の原因植物(私の場合)
この時期、家のまわりで花を咲かせている雑草を調べました。
これらの草は雑草すぎてどこにでもある。
風が強い日は症状よく出ます。
雨上がりもきついです。
9月が一番どうしようもないです。
イネ科
キク科
アサ科
まとめ
- 小さい花粉は細菌やウイルスと同じように人体にとって異物と判断してしまう(アレルギー素因)
- アレルギー素因があると特定の花粉に対して抗体を作る(IgE抗体)
- IgE抗体は粘膜付近の肥満細胞に付着し次にくる花粉(抗原)に対して抗体を作って待ち構えている(感作)
- 花粉(アレルゲン)が粘膜に付着しIgE抗体が反応すると肥満細胞からヒスタミンなど化学物質が放出されてアレルギー症状を引き起こす(花粉症)
- 花粉症の原因植物をピックアップ