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大腿骨近位部骨折

              

大腿骨近位部骨折は高齢者が転倒して受傷することが多い疾患です。

フレイルやサルコペニア、ロコモティブシンドロームが転倒・骨折のリスクとなることで予防の重要性が示されています。

今回は大腿骨近位部骨折の病態や疾患の概要をまとめていきます。

 

大腿骨近位部骨折

概要

大腿骨近位部骨折は高齢者の転倒によるエピソードが多い。

骨粗鬆症を有する高齢者に多いため男女比は1:2と女性に多い。

高齢者の介護度増加や寝たきりを引き起こす疾患でもあり予防することが重要とされている。

大腿骨近位部骨折の分類1

大腿骨近位部骨折は発生部位によって分類される。

  1. 大腿骨頭骨折
  2. 大腿骨頸部骨折
  3. 大腿骨頸基部骨折
  4. 大腿骨転子部骨折
  5. 大腿骨転子下骨折

高齢者では大腿骨頸部骨折と大腿骨転子部骨折が多くの割合を占める。

大腿骨近位部骨折の分類2

大腿骨近位部骨折における保存療法と手術療法の選択の参考になる分類

大腿骨頸部骨折

大腿骨頸部骨折を骨折の転位の程度で分類したのがGardenのstage分類。

大腿骨頸部骨折では転位の有無を評価することが重要となる。

大腿骨頭への栄養血管は大腿回旋動脈からの分枝による。

骨頭を栄養する血管が大腿骨頸部で損傷されると骨頭壊死を引き起こしやすくなる。

したがって大腿骨頸部骨折では、転位のある場合人工骨頭置換術が選択されることが多い。

 

大腿骨転子部骨折

大腿骨転子部骨折を骨折線の程度と整復の難易度で分類したのがEvans分類

大腿骨転子部骨折では安定した整復固定による骨癒合が求められる。

したがって大腿骨転子部骨折では骨折の整復固定が安定して可能かどうかを評価することが重要となる。

 

まとめ

  • 大腿骨近位部骨折は骨粗鬆症を有する高齢者に多い
  • 大腿骨近位部骨折は頸部骨折と転子部骨折に大きく分けられる
  • 大腿骨頸部骨折はGarden分類が一般的に用いられ、頸部の転位の有無が重要
  • 大腿骨転子部骨折はEvans分類が一般的に用いられ、整復固定による安定性の有無が重要

実際の骨折画像と分類を一致させるためにはトレーニングが必要

 

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